本記事では、2022/12/16に開催した勉強会の重要部分をまとめました。
トレードを開始して13年目となりました。
皆さんがいま感じている事・疑問に思う事・どうやって現状を打開すれば良いのか?など、我々も当時は悩み・もがき・悔しい思いをしてきました。
そこで皆さんより少し前を走っている立場として、これまで感じてきた事・打開してきたことをまとめていますので、是非参考にしてみて下さいませ。
(もちろん相場に100%は存在しませんので、現在も皆さんと同じように思考を巡らせ・考え・トレードのスキルアップに励んでおります。)
現在の為替相場とは?
2020年のコロナショック以降、非常に荒れた相場となっています。
また2022年ウクライナ侵攻後は、投資生活の中でも稀な『戦争リスク』が発生している状況です。
ではどのような影響が出ているのでしょうか?
日間の平均ボラティリティを参考にしてみます。
例えば、一番馴染みがあるドル円を確認すると、
- 直近2年間:54.76pips
- 直近1ヵ月:212.95pips
昔からFXトレードをしている方はリアルに感じているとは思いますが、2年前比較でボラティリティは『4倍』ほどに増加しております。
(それだけ値動きが激しくなっているという事です。)
これまでより主要通貨ペアの値動きが激しいので、
- トレードの早期決着により楽しいと感じる
- 瞬間的に大きな利益額を得れることが出来る
などのメリットも増えていますが、、、その分予想と反した際には簡単に資金を失う可能性と表裏一体になっています。
その為、Lot(資金)管理がとても重要な相場状況になっています。
この相場に限らずですが、その中でも勝つ人・負ける人の特徴は以下となります。
勝つ人・負ける人の特徴
みなさんはいかがでしょうか??
負けている人の特徴は、
- 含み損益の額面ばかり気にしている
- 連戦連勝を目指している
- 憶測でトレードをしている(値ごろ感など)
- 相場を自分軸で考えて完璧を求めている
などなどが考えられます。
相場はランダムウォーカーとも呼ばれ、【相場の85%は説明する事ができない】と表現される事があります。
※ランダムウォーカーとは?
千鳥足の酔っ払いが、”次の一歩をどのように踏み出すかを予想することは困難である”という意味に由来です。
つまり物事の過去の動きからは、将来の動きや方向性を予測することは不可能である。
世界の金融センター「ウォール街」でもこのような考えを取り入れています。
1973年の初版以来、全米累計150万部を超え、「投資の名著」として絶賛されるベスト&ロングセラーです。
だからこそトータルで利益を得る為には、
- 世界情勢を調べる事
- ローソク足の動きを研究する事
- 負けがあることを理解する事
- 相場は不完全である事を理解する事
などが重要だと考えています。
ただトレードというのは、初めから上手い人なんて一人も存在しません。みなさん大体同じ経験・道を辿ります。
では皆さんの現在地はどこでしょうか?
(正解がない世界ですが)我々が経験してきたSTEPをまとめてみました。
自分の現在地を知る
トレードを長い期間継続していると、、、
多くの人が『STEP5.6.7』にて足踏みをする経験をします。
いかがでしょうか??
なので一度立ち止まり、これまでのトレードを振り返り、
- 負けたパターンを精査する
- 負けたパターンの特徴を知る
- 根拠あるトレードをしていたか?
などの分析に時間を充ててみて下さい。
(過去の振り返りはとても面倒ですが、、、まずは自分自身のトレードスタイルを知る事が本当に重要です。)
では、我々トレーディングチームはどのような考えで、そしてどのように戦略を立ててトレードをしているのか?解説していきます。
トレーディングチームの考え方
FXは短期金融市場であり、【ゼロサムゲーム】であることは良く言われます。(つまり誰かの利益は、誰かの損失であるという側面があります。)
その中でトータルで利益を得ていく為には、
- 利益を得ている側の考えを知る事
- 損失を出している側の行動を知る事
- 損失を出している側の心理状態を予測する事
そこで言語化してお伝えをすると、
- テクニカル分析:根拠あるトレードをする事
- メンタル:資金管理に徹する事
- ファンダメンタルズ分析:世界情勢を知る事
などなどが重要だと考えています。
では具体的に上記について解説していきます。
テクニカル分析
勉強会で紹介したテクニカルは、
- ピボット
- 売買動向(ポジション保有比率)
などのツールです。
以下をご参考下さい。


ファンダメンタルズ分析|世界情勢を知る
金融用語・経済用語は多くの人にとってあまり馴染みがないモノです。
その為、継続的に日々情報に触れていく事で時系列にて情報をまとめる力が付いてきます。
(勉強会に参加された方は、特典の”ファンダメンタルズ分析資料”を参考)
我々トレーディングチームが参考にしている情報源は以下にまとめております。

※これが全てでは有りませんが、その他にも気になる方は個別で公式LINEまでお問い合わせください。
メンタル|資金管理
人間には『欲』があります。そして予想と反した際に正常な判断を妨げる『焦り』が発生します。
まずは、チャートとは不完全な生き物であり、市場に参加している方々の心理状態(憶測)が値動きに反映します。
(つまり皆さんが他人の心を読めない事と同じで、チャートの動きをすべて掌握することは不可能であると理解する事が大切です。)
その為、初期ポジションから予想した方向に進むとは考えない事です。
そこで重要になる事は『資金管理(エントリーLot)』とポジションの構築方法です。

※これが全てでは有りませんが、その他にも気になる方は個別で公式LINEまでお問い合わせください。
続いて、皆さんから頂いた質問や疑問にお答えしていきます。
(多くの人が感じた疑問ばかりだと思います。我々もトレードを開始した当時には感じていた事ばかりです。)
質疑応答のコーナー
皆さんから頂いた質問にお答えをしていきます。
1ヶ月以上GOLDを保有・含み損の毎日をどのようなメンタルや考えでしたか?

利益を伸ばせず、すぐに損切をしてしまいます。
エントリー直後から、
- 予想通りの方向に進めば正解
- 逆行したら不正解だと思っていませんか?
FXは決済タイミングによって利益 or 損失が確定します。
つまり、どこでエントリーしたか?のエントリーポイントの分析に加えて、『方向性・資金管理』によって、負けトレードを減少させる事が可能となります。
FXで勝つ為にはどうすれば良いですか?
FXに正解(聖杯)はありません。
人によってエントリーするタイミング・利確・損切の価値観など十人十色の世界です。
FXに参加している人の数だけ、トレードスタイルがあると言っても過言ではありません。
その中で大切なことは、勝つ為の手法にこだわるより、
- ファンダメンタルズ(方向性)
- メンタルを正常に保つ(証拠金額とLotのバランス)
- テクニカル分析(勝率を高める・損切のポイントを探る)
チャートばかり眺めていないで、世界情勢を学ぶ事に時間を費やし、資金管理(コスト0地点の把握 / 追加エントリー位置や証拠金維持率の把握)などに時間を使うことをオススメします。
またFXは、少ない資金で大きな利益を得れる可能性も十分にあります。(1点買いの万馬券狙い)
しかし中長期的に継続をしていくのであれば、『ギャンブルではなく投資』という認識を持ち、大切な資金なので納得できるロジックで攻略していくことをオススメします。
コツコツドカンで最後には負けてしまいます。
根拠がなくても勝ててしまうのがFXです。
『偶然の勝ちはあっても、負けには必ず根拠』があります。
恐らく大半の方が「資金/リスク管理(エントリーLot・ナンピン幅・マーチン倍率」の組み合わせが大きすぎる傾向にあります。
一度、普段のエントリーLotを 1/10 ~ 1/20 にしてトレードをしてみて下さい。
利益額は面白くないかも知れませんが、余計な負けは圧倒的に少なくなります。
面白いと感じる利益額にする場合は、証拠金を増やしてLotを増やす事をオススメします。
ムキや不安になりメンタルコントロールが出来ません。
FXもプロスポーツと同じで『メンタルマネージメント』が重要です。
多くの方の相談を聞いていると、
- トレードに根拠がない(値ごろ感トレード)
- 方向感が掴めていない(世界情勢の認識不足)
- 含み損額が大きいと感じる(習慣)
- 完璧を求めている(ほぼ100%の勝率)
しかし根底にあるのは、資金管理・テクニカル分析・ファンダメンタルズへの認識不足であることによるモノだと感じています。
エントリーLotが現在の1/10 ~ 1/20だと多くの不安は解消されます。
失っても最悪問題ない余剰資金でFXをすることも一つです。
SNSを見ていると誘惑があります。。どう思いますか?
情報収集が目的なら問題ありません。
しかし自分のエントリーやポジションの行く末に迷った時の閲覧は非推奨です。
SNSにはおもに3種類の人物像があります。
- 集客目的で注目を集めたい人
- 安堵を得る為に不安な仲間を探している人
- 楽して儲けたいと情報収集をしている人
SNSは自分と向き合えないデメリットもあります。
自分の内側の目的を明確にした上で、情報収集される事をオススメします。
あとがき|まとめ
流動性が低下した2022年12月の相場を経験して、、、改めて感じたことは、
- テクニカル分析(エントリーから決済までの根拠)
- ファンダメンタルズ分析(エントリーの方向性)
- スケジュール感(指標や発言の並び)
- 資金管理(エントリーLot / ポジション構築)
上記に加えて『市場参加者の思惑だけで動く』という予測不能な事も再度頭に入れておく必要がありました。
まだまだ伝えきれていない部分はたくさんありますが、、、
その他にも気になる事は遠慮なく公式LINE宛にメッセージを頂ければ幸いです。
また投資助言的な事は法に触れるので出来ませんが、みなさんが疑問に感じる質問に対して解答できるようなフォーム作成も考えておりますので、暫くお待ち下さいませ。
(例:MT4画像をアップロード、エントリーした根拠を伝達して頂き、トレーディングチームならどのように考えるのか?に解答するようなイメージ)